kohi's blog

IT関連の技術やチェロ、演奏会感想、洋裁、手芸クラフト関係などを書き連ねるブログ。

VMWareを使って仮想マシン(CentOS)を設定しよう。的なメモ。

設定経緯

さくらVPS?とかで借りてもよかったのだけれども、いきなり借りると挫折したときにちょっともったいないので、
とりあえずVMWareを使ってCentOSを設定練習することにした。
(本当は普通のPCにCentOSをインストールして、自宅サーバにする予定だったのだが、配線上、ずっと電源つけたり置いとくのが厳しかったのでやめた。設定したのにちょっともったいない・・・。)

こんな人はやってみるといいかも。

  • Linuxについて勉強したいけどサーバ借りるのめんどい
  • いきなりプログラムを本番サーバで上げるの怖い

とかいう場合にお勧め。

kohiの環境

ホストマシンのOS Windows7(64bitさんです)、無線LAN
ホストマシンのIPアドレス 192.168.11.2
デフォルトゲートウェイ 192.168.11.1

ちょっと曖昧だけど、(デフォルトゲートウェイ=ルータが使っているIPアドレス…?)

仮想マシンに入れる予定のOS CentOS6.2
ホストマシンのIPアドレス 192.168.11.101

ちなみに会社ではCentOS5を使っている。

ホストマシンのIPアドレスとかってどうやって調べるのか?

コマンドプロンプトからconfigを叩くとでてくる。

C:\Users\hogehoge>ipconfig
Windows IPアドレス 構成
Wireless LAN adapter ワイヤレス ネットワーク接続:

接続固有の DNS サフィックス . . . :
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . : 192.168.11.2 ←kohiのホストマシンのIPアドレス
サブネット マスク . . . . . . . . : 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . . : 192.168.11.1  ←ルータIPアドレス

作業フロー

下記のような作業のながれでいく。

  1. CentOSインストール用のCDをつくる
  2. VMwareをサイトからDL&インストールする
  3. VMwareからCentOS仮想マシンとしてインストール
  4. CentOSの設定
    1. ネットワークの設定
    2. PuTTYとかでホストマシン→仮想マシンへつないでみる

CentOSインストール用のCDをつくる

基本的にCentOSのインストール〜設定は下記のサイトさんを参考させていただきました。ありがとうございます。

CentOS自宅サーバー構築 http://centossrv.com/
はじめての CentOS / Linux http://mrs.suzu841.com/tebiki/centos56/64vm.html

イメージファイルをメディアに書き込む前にチェックする方法などがのっていたり親切。

最低限やることとしては

  • 公式サイトからイメージファイルをインストール
  • インストールディスクイメージをメディアへISOイメージとして書き込む。

(DeepBurner(DeepBurner Freeダウンロード)などを使用する)
ですかね。

使用したイメージファイル CentOS-6.2-x86_64-minimal.iso

だったかな?結構焼き直ししてしまったので正確ではないかもしれない。
DVDに落とすと失敗しない(何故かCDに焼いて三回失敗した)

VMwareをサイトからDL&インストールする

VM公式サイト:http://www.vmware.com/jp/

ユーザ登録とか何故か英語のページになって辟易するが、まぁそれ以外は特に悩むことなしなので割愛。
先ほどの「はじめての CentOS 」さんの「64bit VMware Player install」の項がわかりやすい。

CentOSの設定

isoファイルを違うファイルで入れた人はminimalでインストールすると良いです。
必要なものをあとから追加していくほうがお勉強になる。
(むやみに適当にいれると良くわからなくなる)

ネットワーク設定もあとでファイルでやる感じにする。
※でも何も考えず設定をGUIでちょこっとやってしまったので、この段階ではホスト名は設定。。。

kohiのホスト名 dev01.cos.com

安直…^p^

CentOSのネットワークの設定

無事インストールしたけれども、
(ホストマシンがネットにつながるから)一見ネットワークにつながるような気がするけど、
実はちゃんとネットワーク設定をしてあげないと仮想マシンさんはネットワークにつながらない。
※ちなみに私はあまり理解していなかったです。

つながっていないことを確認

とりあえずバーチャルマシン(CentOS)からホストマシン(win7)へpingを打ってみた。

ちなみにつながるとこんなかんじででてくる。

で、つながってないことを確認したのでまともにファイル設定。

いよいよネットワークファイルの設定

インストール時にGUIで設定したりした場合は既にファイルに何かしら書き込まれているけど、一応確認するために全部?ファイルをみることにする。

CentOSのネットワークファイル(主な?)

  • /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
  • /etc/sysconfig/network
  • /etc/resolv.conf
  • /etc/hosts

hostsはお好みで。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0の設定

例)

[root@dev01 ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
HWADDR="00:0C:29:AC:64:A6"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT="yes"
IPADDR=192.168.11.101  #←ホストマシン、その他IPアドレスとかぶらないようにする。
NETMASK=255.255.255.0
GATEWAY=192.168.11.1
DNS1=192.168.1.1

■設定値の意味
DEVICE・・・デバイス名eth0 eth1等を設定
BOOTPROTO・・・固定IPアドレスの場合:none,static DHCPIPアドレス取得の場合:dhcpと設定
BROADCAST・・・ブロードキャストアドレスの設定
HWADDR・・・NICのMACアドレスを設定
IPADDR・・・IPアドレスの指定
NETMASK・・・サブネットマスクの設定
NETWORK・・・ネットワークアドレスの設定
ONBOOT・・・起動時に有効にするかどうか(yes/no)

■参照■
Linux初心者の基礎知識 http://www.linux-beginner.com/linux_setei9.html

・ホストマシンとバーチャルマシンのネットワーク設定をだいたい同じにする。

IPアドレス設定での注意。
ホストマシンはもちろん、その他ルータと接続しているマシン(ノートPCとかプリンタ?)のIPアドレスと被らないようにする。
他マシンが固定IPでない場合、ここで設定した値が被る可能性があることを念頭に置くこと^p^

DNSの設定
自宅構築の場合はルータのIPアドレスでOKっぽい。
会社などでは違うかもなので要注意。

/etc/sysconfig/networkの設定

例)

[root@dev01 ~]# vi /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
NETWORKING_IPV6=no
GATEWAY=192.168.25.2

■設定値の意味
NETWORKING・・・「yes」は、システム起動時にネットワークを有効にするという設定
NETWORKING_IPV6
・・・ マシンのホスト名をFQDN形式(ホスト名+ドメイン名)で設定
GATEWAY・・・デフォルト・ゲートウェイ(ルータ)のIPアドレスを設定

■参照■
Linux初心者の基礎知識 http://www.linux-beginner.com/linux_setei9.html

/etc/resolv.confの設定

例)

[root@dev01 ~]# vi /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.1.1

LAN構築のためルーター本体などをネームサーバとして利用しIPアドレスを固定する場合は、ここでネームサーバの指定を行います。
■参照■
すみません、失念・・・・

自宅構築の場合はルータをネームサーバとして設定する。そんなわけでDNSはルータのIPアドレスでOKっぽい。

これで大体ネットワーク設定完了!

つながってるかはホストマシンのほうでping確認

つながってますね。えがったえがった。

PuTTYとかでホストマシン→仮想マシンへつないでみる

TeraTermとかPoderosaでも良いが、とりあえずPuTTY仮想マシンへつないでみる。
※別にVMwareからでもコマンドは打てるが、ちょっとめんどくさいので…

ベクターとかで適当にダウンロード。


こんなかんじで。


で、まぁ折角なので設定したホスト名でつなぎたい。。。
そんな時は、ホストマシンのほうのhostsを設定するとホスト名でつなぐことができる。
※ローカルIPアドレスで設定しているのでhosts書かないとつながらないのです。

C:\Windows\System32\drivers\etc
192.168.11.101 dev01.cos.com

こんなかんじで。


とりあえずホストマシンからホスト名でつながるか確認。

C:\Users\hogehoge>ping dev01.cos.com
dev01.cos.com [192.168.11.101]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.11.101 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.11.101 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.11.101 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.11.101 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64

192.168.11.101 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms

つながったようなので、PuTTYからもホスト名からつなげられるはず。
これでVMWareを使って仮想マシンCentOS)の最低限の設定ができました!おつかれさまです。
さー、興味を持った人はやってみよう★^p^

サーバ負荷分散入門

サーバ負荷分散入門

VMware ポケットリファレンス 〔VMware vSphere 5.1対応〕

VMware ポケットリファレンス 〔VMware vSphere 5.1対応〕